インタレストカバレッジレシオ
ここのところ、借り入れ過多の経営者にお会いすることが多く、
ふと考えてしまうことがある。
資金繰りが悪化すると金利も考えずに借り入れに走る経営者が多い。
気持ちがわからないわけでもない。
最初のうちは、何とか返せると思い借りてしまうが、
金利の重さにやがて気が付く。
インタレストカバレッジレシオは、
事業用資産から獲得された営業利益と
金融資産から獲得された金融収益等が、
外部負債コストの何倍稼いだものか示している。
外部負債コストとは、ここでは支払利息のことだ。
金利が高いと倍率は低くなる。
レバレッジを利かせるのはいいが、
負債が多い、負債比率が多いとかなり負担になる。
債務超過、赤字の会社に出会うと、すぐに思い出してしまう指標だ。