「非財務情報開示」がバズワードから脱出した2023年

今年は、人的資本情報開示が義務化され、生物多様性に関する開示の枠組みも公表されました。人権に関しては問題ないと思っていた日本で人権に関する開示が大きく求められていくことになった年だと思います。

従来は、「人的資本情報開示」など非財務情報開示に関わる言葉がバズワードだと思われ、とりあえず言われるデータだけ出しておこうと考えていた企業様も多かったと思います。人事の専門家の方ですら、そう思っていたようです。

多くの米国企業は非財務情報開示がその企業の時価総額形成の大きなポイントとなっていますし、情報開示の中心は非財務情報が中心になっています。

ましてや、非財務情報はデータ化され、いずれ財務情報に変革していきます。「非財務」という言葉がなくなっていくかもしれません。

その中で、いろいろと勉強しました。

当社もTNFDフォーラムに入り、私自身も、10月1日の初日に「環境省認定脱炭素アドバイザーベーシック」の資格を取得しました。

本日も、日本証券業協会主催のGX経済移行債の勉強会に参加しました。

来年はもっと深堀が必要になってくるようです。

水を中心とした生物多様性への認識、ビジネスと人権を真剣に考え、さらに責任ある調達が進んでくるものと思われます。

生成AIも大きく進展し、スピードの速い世の中になりましたが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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