ポストM&A
昨年は、M&Aの件数が、かなり多かったのではないかと思います。
当社の取り扱っているバーチャルデータルーム(VDR)の取扱高が昨年
過去最高になりました。
M&Aでは、定量的に分析できる価値が重視され、
また安易なM&Aは身を滅ぼすため、ポストM&Aを考え、
自社のアイデンティティや企業文化、制度や行動規範を考える
企業が多くなりました。
従来は、ある投資銀行の方は、
「めでたく結ばれた夫婦の寝室に、我々が入るわけにはいかない」
と言っておられ、投資銀行の役割は案件の成立までだとしていました。
現在、ポストM&Aに力を入れておられるコンサル企業も増え、
お互いの緊密なコミュニケーションが重要であることが理解されましたが、
M&Aは、何しろ一部門が大量に中途採用したようなものであり、
組織が揺らぎ、不安定になるのは避けれられません。
ポストM&A、これからは、ますます重要視されるのではと思います。