公平な企業情報の開示
米国では、ずいぶん以前から取り入れたFair Disclosureの制度が、
今頃になって検討されている。
特定のアナリストに重要情報を伝えた際に、他のアナリスト、投資家に不利益にならないように
IRサイトで公表すべきかどうかということが議論になろう。
決算見通し、新薬開発情報等、優秀なアナリストが深い洞察に基づき
工夫をして企業に質問をすると、質問された企業側は、
未公表の重要事実と企業サイドで決めた情報でなければ、
伝えることが多い。
伝える側に情報管理の厳格化を求めるようだが、
アナリスト側が委縮したり、企業側が沈黙することが多くなると
情報開示の観点からは、日本市場は閉鎖的で逆にインサイダー取引の温床だ
jと言われかねない。
運用方法の検討が必要だろう。